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通信Vol. 594/99/05/13

PanaracerのInner tube


実はPanaracerのInner tube には常々不満を持っておりました。チュー
ブ本体にはそれほど不満はないのですが、バルブの構造、チューブとの接合
強度等の点です。これは私だけでしょうか。

パナレーサーの純正フロアポンプ(!)で空気を入れた後、バルブの引き抜
きが硬いこと、無理に引き抜く動作を繰り返しているとバルブの根元がバー
ストすることが不満の原因です。ヨーロッパのもの(ミシュラン、ビットリ
ア、コンチネンタル等)に比べ、バルブ自体も立派すぎる(ごつすぎる)様
な気がします。そんなこともあって、現在ではミシュランのウルトラライト
に落ち着きました。

#辻本から

純正フロアポンプというのは名大製(鉄製)タンク付きポンプのことです
ね。あれはタンクが災いしていますね。タンクの内圧が落ちないためにホー
ス内の圧力も維持されてしまい、パッキンがバルブエクステンダーに噛みつ
いたままになります。しかもPanaracerのエアバルブは根本までネジが
切ってあり、パッキンにしがみつくような感じになってしまいます。

これでは抜けません。パッキンもぼろぼろになり、肝心なときに空気漏れを
起こしてしまうのです。今は台湾製のタンク無しになりましたのでその心配
は殆どなくなりました。

バルブの根本から空気が漏れやすいという印象は私も持っています。ナショ
ナルタイヤの尾谷さんから何らかのコメントをいただければと思っています。


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辻本さんがご指摘になっておられるチューブサイズの件ですが、これはご指
摘の通りです。25C〜28Cが全盛の頃の設計基準で金型がつくられています
ので少し大きい感じですね。商売ベースでは今だに28Cがもっとも数量が出
るのでここにあわせて製造設備自工具を統一しておきたいと言うのが本音の
ところです。

しかし海外のユーザーさんからも同様の指摘があり、実は一回り細くて短い
チューブも数年前から生産して海外市場には販売しております。このチュー
ブにはロングバルブ仕様もあり、バルブエクステンダー不要という事で結構
人気があり年々生産数が増えてきております。当方の怠慢で国内販売してい
ないだけですのでこの機会に販売を考えたいと思っています。一度サンプル
送りますので装着してみてください。かなり短いですよ。

さて、純正フロアポンプの件ですが、実は私も同じ苦労をしておりました。
対策としては(対策と言えるほどのものでなくて恐縮なのですが)、エアを
入れ終わった後、すぐに引っこ抜かずに2〜3分ほど経ってから抜くとス
パッといきます。パッキンも傷みません。ちなみに私はこの2〜3分の時間
を使ってディレーラーやチェーンの掃除をしたりしておりました。m(__)m

仏式バルブの構造は「ネジ切ラバーベース一体型」を基本に使用していま
す。例外としてチューブラー用の仏式バルブはネジきり無しです。ネジを切
るのはリムナットが必要との判断からで、チューブラーはリムナットは不要
と考えているからです。 700Cはチューブラーに比べると低圧で使用される
ケースが多いためバルブのズレ防止にリムナットは有効です。リムナットが
ある時と無い時ではやはりあるほうがバルブステムにかかる負担が少ないか
らです。またもう一つの理由として(これはメーカーの事情ですが)主力販
売先の米国では米式バルブ穴のリムが主流でリムナットを外すわけにはいか
ないからです。エアを入れる際には何の役にもたたないネジ山ですが上記の
ような事情がありご了承頂けると助かります。

現在のハイパフォーマンスポンプ(樹脂ポンプ)はタンクはありませんし、
ロックレバーでの締付解除もできます。メンテもほとんど必要無く楽になり
ました。

次にバルブの根本から空気が漏れるという件につきましては平に申し訳無く
感じております。かつては国産の仏式バルブを使用していましたので品質の
コントロ−ルも出来たのですが今や全て廃業されてしまい、現在は台湾製バ
ルブを使用しています。ロット毎にステムとラバーベースとの接着力がばら
つき、ロットアウトも時々発生するような状況です。今後も尚一層管理の充
実を計り品質向上につとめます。

以上宜しくお願い申し上げます。

#辻本から/本音で語っていただき、ありがとうございました。新しい
チューブの発売を待っております。ちなみに尾谷さんも三宅さんのお書きに
なっていらっしゃる万博レースの常連でした。

追伸/本日サンプルを受け取りました。なるほど使いやすそうです。ゴム質
は明らかに輸入品より良さそうです。期待しています。


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