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掲載日:98.5.30

クリートの位置


・・・あいかわらず多い間違い・・・

バイクのライディングフォームをチェックするとき、一番はじめに見るのが
ペダルとシューズの関係です。ここが全てのサイズのスタートなのでここが
狂うと全部が違ってくるのです。キャファでフルオーダーのバイクを作って
も、自分で間違ったセッティングをすると、大きなミスを犯すことになりか
ねません。

足の拇指球(親指の付け根の大きくて丸い関節)の中心が、ペダルシャフト
の真上か、あるいは少し前にあるのがベストとされています。ところが間
違った位置にクリート(シューズの裏に付いている小さな金具、もしくはプ
ラスチック製の板)を付けている人が結構多いのです。

間違いが多い理由として、

1,ペダルとシューズのメーカーが違うために分厚いアダプターを付けなけ
ればならず、そのためにペダルとの隙間が大きくなり、見方によっては拇指
球の位置が正しいように見えてしまう。つまり足の傾き(つま先が下がって
いたり、あるいは逆に踵が下がっていると)によって見違えてしまうのです。

2,いくつかの輸入品シューズは、日本人の足の特殊性を考慮していないの
で、物理的にあわせることが出来ない。つまり指の長さが違う、あるいは拇
指球の位置が違う(多くの場合拇指球の位置が欧米人より前にある)ことに
より拇指球をペダルシャフトの位置にあわせることが出来ないのです。

3,日本人の足は長さ割に幅が広く、輸入品のシューズとは形が合わない場
合が多いのですが、それを無理に合わせようとして大きいサイズのシューズ
を履くとシューズ本来の設計とは全く違う位置に拇指球がきてしまうことに
なりかねません。

4,最近減ってきましたが、昔の革製のシューズを選ぶのと同じ考え方で、
出来るだけ小さなシューズを選ぶ人がいます。それはご本人が間違っている
のではなく、古い考え方の自転車店の薦めで購入してしまった、あるいは競
輪選手の店で買った、などの理由が多いようです。言うまでもなく、小さす
ぎるシューズでは拇指球の位置がペダルシャフトより後過ぎて、踵を上げた
ままのペダリングしかできなくなります。

最近ランニングシューズを販売する傍らでバイクシューズを販売するスポー
ツ店があるようですが、クリートの位置を全く無視して販売している店もあ
ると聞きます。シューズはバイクの一部、それも重要な一部であると考えて
選んで下さい。



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