MTBのドロ詰まり対策
梅津
MTBのドロ詰まり対策の件、細いタイヤで思い出しましたが、優勝者
(トーマス・フリシュクネヒト;常にWCで上位(優勝含む)に顔を出す人
で世界選手権だけとったことがない(筈?)、トライアスロンでいったら、
エマ・カーニーみたいな人といったら、イメージわくかな?たとえが悪いか
もしれませんが)のリッチーのクロモリバイク(リッチーだったらクロモリ
やん!というツッコミはおいといて)に装着されたタイヤは、ブロックパ
ターンこそ目立った特徴のないものでしたが、凄く細い(多分1.50位なの
でしょう)タイヤでした。
他人様の後ろを走っていて、ドロ団子の生成過程をじっくり観察しておりま
したが、なるほど、タイヤとシートステー、チェーンステーとのクリアラン
スが大きいほど、ドロがせき止めらて団子にならず車輪が回転可能になるん
でしょうね。バイク側でクリアランスをとったものは見受けられますがタイ
ヤを細くするのは逆転の発想か、もしくはクリアランス確保以外にグリップ
面でも有利なのでしょうか?最近のXCタイヤはマディに限らず細くなる傾
向にあるようですし、この先の流れが気になります。
先程の他人様を観察した結果によれば、Vブレーキのアーム(?)、シート
ステー等にせき止められたドロが車輪の回転に伴ってダイナモのローラーの
如く回転しつつ雪だるまのように大きくなり、草でも混じっていようものな
ら土壁よろしく、こんもりと前後両輪の、ブレーキの後ろ側にお団子ができ
るのです。そうなると押してもひいても車輪が廻らずに物凄い抵抗になるの
で、シクロよろしく担がざるを得なくなったのでした。本日は肩が痛い・・
・。
辻本から
そうですか、やっと細くなってきましたか。クロスカントリー
レースの決め手は平地もしくは登りのスピードです。当然太いタイヤは重い
(重量ではありません。走行抵抗/転がり抵抗が大きい)のでスピードに乗
せようとすると大きな力が必要となります。ところが急勾配では後タイヤの
トラクション(車輪と地面の摩擦抵抗)が大きくなければなりません。特に
回すより踏み込む対応のペダリングをする人はトルク変動が大きいので、大
きなトラクションが必要です。大きなトラクションは太いタイヤ、低い空気
圧が条件となります。これは走行抵抗を増やすことにつながりますから、ペ
ダリングの下手な人はクロスカントリーレースではよい成績を収められない
ことになります。
細くし過ぎるとリムうちでパンクしかねません。今のところ26x1.50位の
サイズのタイヤを使うのが一番速く走れるのではないかと思います。
この辺りの話は、吉村氏の出番かと思います。「辻本さん、何馬鹿なこ
と言ってんの」という声が聞こえてきそうです。今は日本にいるのかな。
MTBのタイヤ 最近の傾向
吉村
本日いつものように、キャファ通信を読んでいたところ私の名前が名指しで
出ていて、びっくりしています。現在は東京の自宅でせっせ仕事に励んでい
ます。(笑)
総括すると辻本さんの意見は正しい方向です。
数年前よりMTBのタイヤが専門化しすぎてしまい(砂利道専用、泥専用
等々)、専門以外の場所には全く役に立たないものが出てくるようになりま
した。タイヤメーカーの努力のたまものですが、それがアダにもなったわけ
です。日本の大会では昔から泥との戦いは繰り広げられていたのですが、世
界の大会でも、エルニーニョの影響もあり、泥対策は現在避けて通れませ
ん。今年のワールドカップアメリカラウンドは6月末の大会が「積雪!」の
為に開催地の変更を余儀なくされています。全米シリーズ(ノーバ)もレー
ス当日にほとんど雨か雪が降っており、日本の雑誌によくでてくる「晴れて
暑い」というのはカリフォルニアの一部を除き「死語」です。
話は脱線しましたが辻本さんがおっしゃるように、コースにもよりますが1
.5から1.85までしかほとんど使用されていないようです。トレッドの硬さ
にも関係があるので、一概に細ければいいとは言い切れませんが。もちろん
クロスカントリーがヨーロッパの競技になったので高速化しているのとも関
係はしています。それから空気圧の件ですが、総じて日本の選手は外国人と
の体重差を除いても低すぎます。(クロカン、ダウンヒルともに)ダウンヒ
ルでも4気圧くらい入れているのを見かけます。コースによりますが・・・
おっしゃるようにスキルの差もあるのですが、日本の選手がホンモノのレー
ス場に行く機会が少ないからではないでしょうか?ワールドカップを回って
いる選手は結構シビアに空気圧の指定をしてきます。