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SCRAP BOOK
ニューSPD-Rシステムについて ####シマノクラブより
#辻本から
発売が遅れているNEW SPD-Rですが、カタログや雑誌にはな
い表現でまとめられている記事なので紹介します。
NEWデュラエース7700シリーズにラインアップされ、早くから注目を集め
ていたSPD−Rシステム。大幅なモデルチェンジで、さらに使いやすくなっ
たと好評のSPD−Rロードペダル「PD−7700」とニューSPD−Rシューズ
「SH−R211」について、今回はその開発段階から、いろいろなテストに関
わってきたシマノレーシングの菊田選手、佐田選手、今西選手、井上選手が
解説。その使用感やカタログには載っていない魅力を、選手や販売店の皆様
にご紹介いたします。
●いままでとまったく違うダイレクトなペダリング感覚。足首の安定感が良
くなったとヨーロッパのプロ選手も絶賛。
「まずなによりも、PD−7700になってすぐに感じるのは、ペダルの踏み面
が軸にかなり近づいたという点ですね。いままでは、大袈裟に言うと高下駄
を履いたままペダリングしていたような感じで、足首の安定性に欠ける感じ
てしたが、これは踏んだ瞬間に誰でもすぐに『おっ、いい感じ』と思えます
よ。とにかく母指球とペダル軸とのダイレクト感がもうタマリマセン!
(笑)」というのは、菊田選手。「実際ヨーロッパに遠征している阿部選手
に聞いた話ですが、今回のシューズをテストした向うの超一流選手たちも
『今度のシマノのシューズはものすごくいい!』と評判になっているそうで
す」「SPD−Rシステムではクリート部の設計形状により、シューズアン
グルがかなり前方に斜めになっていますが、これにより上支点からの踏み込
みがスムーズになり、安定しました。だから、本場ヨーロッパで一日に何万
回転もペダリングする選手たちも『ふくらはぎの疲労度がいままでと全然違
う』とみんな喜んでいるそうです」
●踏面の真下に伸びた軸により、剛性も大きく向上。力が逃げない理想のペ
ダリングが実現。
さらに大きくいままでと違うのはペダル軸が長くなり、路面の真下で力を受
け止めるようになったということです。いままではどちらかといえば、ビン
ディングのセンターがシューズセンターより内側にありましたが、PD−
7700は軸長が長くなりペダルとシューズのセンターが同じ位置にあるの
で、ぐらつかず高効率なペダリングができます。一方軸長が長くなったこと
で軸のたわみが気になるところですが、内部の軸を支えるベアリングポジ
ションを広く設定しているので、全然問題はありません。中空構造によって
剛性を増したクランクとの組み合わせで最高の効率が得られるようになりま
した。「ペダルが大きくなったことでもうひとつメリットがあるのは、ク
リートがはめやすくなったということです。いままでのSPDは慣れるまで少
し不安になることがありましたが、PD−7700ならレースのスタート時も慌
てることもなくなりました」という今西選手。「また、いちいちペダルから
シューズを外さなくても、六角レンチがあれば裏からクリートの調整ができ
るというポイントも、僕なんかのようにクリートポジションにこだわる選手
にとっては、たいへんありがたいことですね。」
●世界初の『アジャスタブル・ラバーズタビライザー』の採用で、個人差や
TPOに合わせた細かいフローティング設定も可能に。
とくに今回、本格的なリアルレーサーの声に応えた新機能といえるのが「ア
ジャスタブル・ラバーズタビライザー」。これは、ペダル軸の路面にゴムの
プレートを付け、裏からのネジ調整によって上下させることができるという
ものです。これによりいままでのバネ式だけのビンディングペダルではでき
ないようなクリートとペダルの当たり具合や遊びの微妙な調整ができるよう
になりました。今回のPD−7700では「固定ビンディング・モード」「±3
度のセルフアライニング」「±5度のセルフアライニング」と、ライダーの
好みで選べる3タイプのSPD−R用クリートを用意していますが、さらにこ
の「アジャスタブル・ラバーズタビライザー」のおかげで、その日の気分や
フィーリング、あるいはクリートの減りに合わせた調整など、いままでにな
いくらいの細かいレベルでのフローティング調整ができるようになりました。
●人間工学に基づいてあらゆる角度から履きやすさを追求したSH-R211
SH-R211の履きやすさは、開発段階から本場ヨーロッパのレーサーの意見
やシマノレーシングの声が活かされているだけに、細部にいたるまで高機能
が追求されています。「たとえばカタログには出ていないことですが、ペダ
ルとクリートには全体的にちょっと遊びを持たせてありますね。これなんか
僕には非常にいい感じ。ひざに対する負担も少なくなるのでGOODです」と
いうのは菊田選手。「カーボンソールの形状もいままでと違ってちょっと反
りがあるので、気持ちよくペダリングできます」と井上選手はシューズの良
さをアピール。「甲の部分の設計やベルクロの素材なんかも見直されている
みたいで、足にしっかりとフィットする感じは最高ですね」という佐田選
手。「今回のSPD−Rシステムは、NEWデュラエース・シリーズのストレス
・フリーというコンセプトを、本当に高い次元で実現していることが最大の
魅力」と評価するシマノレーシングの各選手でした。